琉石通り会 「タイムス地域貢献賞」を受賞して
去った平成24年10月20日に沖縄タイムス社主催の「第5回 タイムス地域貢献賞」を琉石通り会が
受賞致しました。受賞の理由としては・・・
①毎月第1・3土曜の琉石通り・松山公園周辺の清掃継続(2003年3月~2012年11月194回)
②毎月第2・4木曜の琉石通り、パトロールの継続実施
受賞後、りゅうせきネットワーク会議議長の太田より琉石通り会の歴史を聞くことが出来ました。
○前島の二の舞にはなりたくない!
『那覇市前島は健全な飲食繁華街として隆盛した街であった。ある時期から悪質な風俗店が増え、
客引き(立ちんぼ)するようになり、暴力団事務所ができ、暴力団が徘徊するようになってきた。
1990年11月22日(22年前)前島でフェンス取り付け工事をしていた、アルバイト高校生が
暴力団抗争の巻き添えで死亡するという悲惨な事件が起きてしまった。
その事件を境に街に客足が遠のき、繁華街は閑散(死の街)と化してしまった。
その後20数年たっても街が再活性化しないという現実。
当時、琉石通りにも暴力団事務所設置の動きがあったが、琉石通り会を中心に、
地元の反対運動と警察の協力で設置できずに追放した実績がある。
○朝の清掃
琉石通りの朝の清掃はロコイン松山・沖縄近辺のクリーンアップをするために、
りゅうせき商事本社とホテルの社員が毎週木・金曜日の早朝に実地していた。
観光客が増えると街はゴミが増え、客引き(立ちんぼ)が出没するようになってきた。
前島のように閑散とした街(死の街)にしたくない。
ホテルの売上も資産価値も下落してしまう。
2004年3月(8年前)に町田相談役を中心に琉石通り会の活動を復活させ、
夜のパトロール、朝のクリーンアップ作戦を展開した。
活動当初は20~30名の参加者であったが、今は50~60名が活動に参加するようになった。
また、地域住民・公認会計士も参加するようになった。
○割れ窓理論実践
りゅうせき商事の元専務高里さんが「割れ窓理論」の話をされていた。
アメリカの犯罪学者が考案して、実証した理論で、次の様な説である。
治安が悪化するまでには次のような経過をたどるという。
1.建物の窓が壊れているのを放置すると、それが「誰も当該地域に対し関心を払っていない」
というサインとなり、犯罪を起こしやすい環境を作りだす。
2.ゴミのポイ捨てなどの軽犯罪がおこるようになる。
3.住民のモラルが低下して、地域の振興、安全確保に協力しなくなる。それが更に環境を悪化させる。
4.凶悪犯罪を含めた犯罪が多発するようになる。
したがって、治安を回復するには・・・
①一見無害であったり、軽微な秩序違反行為でも取り締まる。(ゴミはきちんと分類して捨てるなど)
②警察職員による徒歩パトロールや交通違反の取り締まりを強化する。
③地域社会は警察職員に協力し、秩序の維持に努力する。
○クリーンアップとパトロールの効果
町田相談役が琉石通り会会長・那覇地区防犯協会副会長として、ボランティア活動の中心となり、
清掃・パトロール活動をしていることでいろんな効果がでてきた。
夜のパトロールは、警察の協力同行が得られるようになり、客引き(キャッチ)が少なくなった。
また、キャッチ取締条例が制定された。近々のうちに防犯カメラが設置される予定である。
以前の朝の風景はゴミだらけの街であった。今は、近隣の業者が朝の清掃をするようになった。
夜明けの二日酔いの若い男女の姿が少なくなり、ポイ捨ても少なくなった。
以前に比べると街が数段に綺麗になった。
松山公園付近もゴミが少なくなった。ボランティアの方々は気がついているだろうか。
以前は、那覇商業高校通りのベンチの横はゴミ捨て場状態だった。
少なくとも、この2~3年はゴミを捨てなくなっている。
これはまさに「割れ窓理論」の実証ではありませんか。
清掃・パトロール、ボランティアは継続することが大事。やめてしまうと元の木阿弥になる。
今回の地域貢献賞を期に、さらに多くのボランティアが参加することを期待したい。』
と話してくれました。
来年2月には松山クリ―アップも200回目を予定してますが、今後更にボランティアの輪を広めて
行きたいですね。
受賞致しました。受賞の理由としては・・・
①毎月第1・3土曜の琉石通り・松山公園周辺の清掃継続(2003年3月~2012年11月194回)
②毎月第2・4木曜の琉石通り、パトロールの継続実施
受賞後、りゅうせきネットワーク会議議長の太田より琉石通り会の歴史を聞くことが出来ました。
○前島の二の舞にはなりたくない!
『那覇市前島は健全な飲食繁華街として隆盛した街であった。ある時期から悪質な風俗店が増え、
客引き(立ちんぼ)するようになり、暴力団事務所ができ、暴力団が徘徊するようになってきた。
1990年11月22日(22年前)前島でフェンス取り付け工事をしていた、アルバイト高校生が
暴力団抗争の巻き添えで死亡するという悲惨な事件が起きてしまった。
その事件を境に街に客足が遠のき、繁華街は閑散(死の街)と化してしまった。
その後20数年たっても街が再活性化しないという現実。
当時、琉石通りにも暴力団事務所設置の動きがあったが、琉石通り会を中心に、
地元の反対運動と警察の協力で設置できずに追放した実績がある。
○朝の清掃
琉石通りの朝の清掃はロコイン松山・沖縄近辺のクリーンアップをするために、
りゅうせき商事本社とホテルの社員が毎週木・金曜日の早朝に実地していた。
観光客が増えると街はゴミが増え、客引き(立ちんぼ)が出没するようになってきた。
前島のように閑散とした街(死の街)にしたくない。
ホテルの売上も資産価値も下落してしまう。
2004年3月(8年前)に町田相談役を中心に琉石通り会の活動を復活させ、
夜のパトロール、朝のクリーンアップ作戦を展開した。
活動当初は20~30名の参加者であったが、今は50~60名が活動に参加するようになった。
また、地域住民・公認会計士も参加するようになった。
○割れ窓理論実践
りゅうせき商事の元専務高里さんが「割れ窓理論」の話をされていた。
アメリカの犯罪学者が考案して、実証した理論で、次の様な説である。
治安が悪化するまでには次のような経過をたどるという。
1.建物の窓が壊れているのを放置すると、それが「誰も当該地域に対し関心を払っていない」
というサインとなり、犯罪を起こしやすい環境を作りだす。
2.ゴミのポイ捨てなどの軽犯罪がおこるようになる。
3.住民のモラルが低下して、地域の振興、安全確保に協力しなくなる。それが更に環境を悪化させる。
4.凶悪犯罪を含めた犯罪が多発するようになる。
したがって、治安を回復するには・・・
①一見無害であったり、軽微な秩序違反行為でも取り締まる。(ゴミはきちんと分類して捨てるなど)
②警察職員による徒歩パトロールや交通違反の取り締まりを強化する。
③地域社会は警察職員に協力し、秩序の維持に努力する。
○クリーンアップとパトロールの効果
町田相談役が琉石通り会会長・那覇地区防犯協会副会長として、ボランティア活動の中心となり、
清掃・パトロール活動をしていることでいろんな効果がでてきた。
夜のパトロールは、警察の協力同行が得られるようになり、客引き(キャッチ)が少なくなった。
また、キャッチ取締条例が制定された。近々のうちに防犯カメラが設置される予定である。
以前の朝の風景はゴミだらけの街であった。今は、近隣の業者が朝の清掃をするようになった。
夜明けの二日酔いの若い男女の姿が少なくなり、ポイ捨ても少なくなった。
以前に比べると街が数段に綺麗になった。
松山公園付近もゴミが少なくなった。ボランティアの方々は気がついているだろうか。
以前は、那覇商業高校通りのベンチの横はゴミ捨て場状態だった。
少なくとも、この2~3年はゴミを捨てなくなっている。
これはまさに「割れ窓理論」の実証ではありませんか。
清掃・パトロール、ボランティアは継続することが大事。やめてしまうと元の木阿弥になる。
今回の地域貢献賞を期に、さらに多くのボランティアが参加することを期待したい。』
と話してくれました。
来年2月には松山クリ―アップも200回目を予定してますが、今後更にボランティアの輪を広めて
行きたいですね。
Posted by りゅうせき at
◆2012年11月21日14:00
│地域貢献活動