バイオエタノールPJ女性社員が紙面に登場

 1月22日の宮古毎日新聞「~こだわりそして夢~日曜訪問」というコーナーで、宮古島プラント
紅一点の古波蔵が紹介されました。以下、掲載記事をご紹介します。

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バイオエタノールPJ女性社員が紙面に登場
 サトウキビの搾りかす(糖蜜)からエタノールを作るための生産施設は、沖縄製糖工場
東方に高くそびえる。5人のスタッフの中で紅一点、ほのかに甘いラボ(実験)室で糖蜜を
酵母で発酵させる実験や作業に従事する古波蔵さん。
 濃度99・5%以上のエタノールにするため月2週間の集中作業は、施設内が24時間フル
稼働になり気が抜けないという。
 「宮古で還元型農業を目指すにはサトウキビ栽培が最適では」と熱っぽく語る。国がCO2
削減のために2004年度から、サトウキビの副生残渣(糖蜜)を使った燃料用エタノールを
製造しようとスタートした実験プロジェクト。「2010年に新設された大規模工場は宮古島の
ガソリン車3万5千台すべてをE3化可能な規模とした」と事業の成果を評価する。
 これまでサトウキビの粗糖製造から残渣として取り出された糖蜜は約40%もあり、プロ
ジェクトはこれまでもてあまし気味だった糖蜜を原料にバイオエタノール燃料を生産し、技術
を確立することが目的だった。
 「地下水保全や蒸留残渣液を使用した有機肥料による畑の地力の増強、残渣酵母の家畜
飼料として還元するなど、循環型農業にも寄与できると思う」と宮古の将来を見据える。
 実験室だけではない。施設の視察や見学に来る団体への説明も行う。「島外の企業、議員
団、それに島内の学校、サークルなど、環境に関心を示す多くの人たちが訪れる。月平均人
は下らない。こうした人たちに正しく理解して頂くために、その年齢や立場にあった説明ができる
よう努力している」と真摯。
 幼いころ理科が好きだった。そのうち両親の仕事を見ていて農業、特にキノコ栽培などをやり
たいと思い大学は農学部に進んだ。将来、宮古で環境に優しい農業を目指したいと話す古波蔵
さん。「この美しい古里の海や農業を、いつまでも美しいままに保つために、環境と農業は切り
離せないと思う。そのために働きたい。特に子どもたちに、しっかりと農業や水の大切さを話し
健康な島を託していきたい」

 古波蔵春海(こはぐら・はるみ)1978(昭和53)年1月日、下地字上地に生まれる。宮古
高校を卒業後、宮崎大学農学部(農林生産学科)を経て琉球大学農学部(生物資源科学科)の
修士課程取得。沖縄県農業研究センター・九州沖縄農業研究センターで非常勤勤務。2008年、
りゅうせきバイオエタノールプロジェクト推進室に。

※掲載HP【http://www.miyakomainichi.com/2012/01/29365/

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 そして、古波蔵から以下のコメントが。
 「この仕事に携わる事ができ、地域の農業に貢献できることは大変嬉しいです。
秋篠宮殿下やサッカーの中田英寿さんなど超ビッグな方が訪れた時は緊張しましたが、それだけこの
プロジェクトが注目されているのだと、気が引き締まりました。
 宮古島で走行しているE3車にはすべてステッカーが貼られていますので、出会うと嬉しくなります。
特に現在は約1,000台のレンタカーにE3ステッカーが貼ってありますので、街中で多く見かけます。
 “みんなの畑で採れたサトウキビから作った燃料で、この車は走っているんだよ”と言うと、子供たち
も身近に感じてくれるようで、環境教育にも役立ち嬉しいです」

 以上、今後の活躍が期待される女性社員の紹介でした♪


P.S
 快く転載を了承して頂き、画像&文章データご提供頂きました宮古毎日新聞社さん、誠にありがとう
ございました。今後の紙面も、大変楽しみにしております!




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